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第21回 「東京ベジフードフェスタ2011」

T's ストーリー

ベジフェス(東京ベジフードフェスタ2011)のことをお話ししたいと思います。
2011年度は、10月15日(土)16日(日)、10:00~17:00、代々木公園NHKホール前、けやき並木で開催ということでした。
『T’sレストラン』は、昨年に引き続き、2度目の参加です。

昨年は、Bテント(調理済みのものしか販売できないテント)でしたが、今回はAテント(その場で調理するテント)での参加。プロパンガスやコンロなどのレンタルの手配、調理器具の手配などの作業が新たに加わりました。
昨年は、前日からの搬入が禁止されていましたが、今年は、ありがたいことに、前日搬入ができるようになった為、ガス業者からの搬入物や『T’sレストラン』からの大きな調理器具などを前もって搬入することができ、効率的でした。
たった2日間だけと言っても、やはりその2日間は、そのテントが一店舗になるのです。1つのお店を作るということは、何もないところからの準備。お店の看板、飾りつけのPOPやメニュー、食券、食材、調理器具など、手落ちがないように想像を張りめぐらすことが大切!色々な角度から、スタッフみんなで考えました。それぞれの担当を決め、楽しい気持ち一杯で、準備を進めました。
ベジフェス数日前から物販で売るスコーンを作り、シールを張ったり、袋詰めもしました。
そんな中、心配事が出てきました。天気予報によると、どうも15日土曜日が雨マーク。天気予報が外れたらいいな…という希望もはずれ、15日当日になると、雨だけでなく、強風。
朝7時に現地到着予定で行ったのですが、着くなり、イベント自体中止という連絡。中止になるなんて想定外だったので、一瞬担当者は、驚き、冷静さを失いかけましたが、とりあえず、持ち込んだ荷物などを積み下ろし、翌日のためのシミュレーションに専念しました。

現場で色々と準備を進めていくうちに、天候が悪く、中止になったということも、大切な意味があるんだな…ということに気が付くんですね。
調理器具の配置を考える上で、もし予定していた台の上にお鍋を置いていたとしたら、高さの問題できっとキッチンスタッフの腰を痛めていただろうとわかったり、遮熱版が必要であることがわかったり、調理道具の対策が準備不足と分かったり…
また、強風の中、無理に実行して、途中火が消えてしまっては、お客様に思うような担々麺を提供できなくなってしまいますし、外での飲食。雨がひどかったら、食べ物に、雨が入ってしまって食べることも出来ません。風も強くて落ち葉が舞っています。落ち葉が食べ物にはいってしまったら食べれません。

最初は、ベジフェスが中止になったことで、残念な気持ちで一杯でしたが、本当に助かったぁ…問題が起きずに良かったぁ…という想いになりました。
こうしてベジフェスが中止になったのも、先々のことを考えればプラスなんだろうなと理解し、その時に自分たちが出来ることを精一杯やって、会場を後にしました。
16日(日)は、10時開店に合わせて、車からの荷卸し、テント内の落ち葉の掃除、テント内の器具の配置作業、テント内の飾りつけ、テント内の設置、仕込み作業…と各自担当分野に分かれて、手際よく準備を進めました。
9時50分ごろでしょうか。担々麺の試食。
1度で合格!やっぱりこれについては、しっかり準備万全にしていたので、問題なし。
そして、気が付くと、もう10時です!

お客様は待っていました!というように、10時になると来てくださいました。
『T’sレストラン』にいつもご来店してくださる、顔見知りのお客様もいらしてくださり、「T’s担々麺」を食べてくださったり、チョコプリンを食べてくださったり、スコーンを購入してくださったり・・・
東京駅エキナカ京葉ストリート『T’sたんたん』のお客様もいらっしゃいました。
今回ベジフェスで『T’sレストラン』がご紹介させていただいたものは、現地で食べれるものとして「T’s担々麺」(500円)、「チョコプリン」(100円)、物販として「パンプキンスコーン」「チョコスコーン」「シナモン&くるみスコーン」(各200円)、「T’sスマイルカレー」(500円)でした。
また、「T’sスマイルカレー」をたくさんの方に、試食していただきました。

お天気がよく、夏を思わせるほどの暑い1日でしたが、皆さんに「T’s担々麺」を召し上がっていただき、マイルドでコクのある坦々麺を味わっていただけたと思います。
17時過ぎた頃から辺りがどんどん暗くなり、日が沈むのが早いのを実感!ライトが必要なのですね。今回は、1時間延長して18時までの営業。
最後の最後までお客様にご来店していただき、「T’s担々麺」を一人でも多くの方に召し上がっていただける機会をいただけたこと、本当に嬉しく思いました。
3種類のスコーン、チョコプリンは、お昼過ぎに完売。たくさんの方にご購入していただけたこと、本当にありがとうございます。
今回は、1日だけの開催となってしまい、残念に思いましたが、それでもたくさんの方にご来場していただけ、『T’sレストラン』、『T’sたんたん』の存在をお知らせできたこと、嬉しく思います。
ここで一つ、面白いな!と思ったことをご紹介します。
『T’sレストラン』は、「T’sストーリー」が始まったときから、25に縁があります。
5月25日に「T’sストーリー」がスタート。
6月25日に『T’sレストラン』ロゴマークが完成。
8月25日に『T’sレストラン』の内装引渡し。
9月25日に『T’sレストラン』オープン。
これだけを見ても、25という数字に縁があるんだとわかります。
今回のベジフェスの開場マップを見たら、
Oー25 スマイルベジ『T’sレストラン』と書いてあるのです。
これを見た時に、本当にびっくり!
今回のベジフェスの関係者に何もお話ししていないのに、テントの番号が25番になるなんて、本当に面白い!不思議だな!と思いました。
こういうことが起きるだけで、なんか楽しくなってしまいますね!

ベジフェス開催に当たっては、ベジフェス実行委員会の皆さんに大変お世話になりました。今回ベジフェス開催が異例の中止となり、そのやり取りも大変だったことと思いますし、テントなど被害がたくさんあってその修復も大変だっと思います。
今後もずっと続くベジフェスの歴史において、2011年度のベジフェスのことは、別の意味で記録に残ることでしょう。
前々から準備を進められ、また最後も後片付け、遅くまでお仕事されていて、本当に頭が下がる思いでした。
ありがとうございました。

このようなベジフェスを通して、「健康」の大切さを一人でも多くの人に味わっていただけたら、いいことですね。大きな意義があるイベントだと思います。
今回のベジフェスに参加させていただくことで、何をやるのにも、一人一人がしっかり責任を果たし、また、それを今度は、チーム全体で一丸になり、一体になって、完成していくことの大切さも教えられました。
これからも、『T’sレストラン』は、「食」を通して「健康」の大切さをお伝えしていきたいと思っています。

T’sストーリーについて

当店のオーナー 下川 祠左都による「T’sストーリー」は2010年1月から始まりました。専業主婦からレストランの経営者へ。そこから始まる物語をつづっています。

ぜひ最初からご覧ください。

第01回 「プロローグ」

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