2026年3月20日、T’sたんたんはオープン15周年を迎えることができました。
震災直後の静かな幕開けから15年。今日まで歩んでこられたのは、支えてくださったお客様、そしてこのストーリーを共につくってくださったお一人お一人のおかげです。
17年前、専業主婦だった私は「食を通して健康の大切さを伝える」ことをライフワークにしようと心に決めました。
その決意からわずか3日後の2009年5月25日、カメラマンとデザイナーに私の想いを伝えたその瞬間から、T’sストーリーは驚くべきスピードで動き出しました。翌26日には運命的にK社長と出会い、28日には内装のキックオフ、29日にはビルのオーナーとの面談。
わずか5日間でレストランのひな形が出来上がり、4ヶ月後の9月25日に「自由が丘T’sレストラン」が誕生したのです。

オープン後、私の挑戦を案じてくださっていたK社長から「新メニューができたら知らせてほしい」と言われていました。
数ヶ月後、完成した担々麺と餃子を報告するために入れた一本の電話。実はその時、まさにK社長はJR東京駅の京葉ストリート内に「イートイン店舗はどこにしようか?」と考えていらっしゃる真っ最中だったのです。
実績も認知度もこれからという小さなお店が、日本の玄関口である「駅ナカ」へ。
興味を持っていただいたことは本当に嬉しかったですが、当時はまさかそれが実現するとは思ってもいませんでした。今思うと、「自由が丘だけでは健康の大切さが広まるスピードが遅い」という私の目的を果たすために、この場所との出会いへと導かれたのだと感じています。

2011年3月20日のオープン当時は、震災の影響で灯りも人通りもまばらな状況でした。
けれど、オープンから2年が経つ頃には、成田空港から直行してくださる海外のお客様が常に列を作ってくださるようなお店へと成長していきました。
その歩みは形となり、2020年には世界最大級の旅行プラットフォーム「Tripadvisor」にて、世界中の施設の上位10%のみに贈られる『トラベラーズチョイス・アワード2020』を、T’sたんたんエキュート京葉ストリート店・エキュート上野店が揃って受賞いたしました。今では「ここは日本だろうか?」と思うほど、国際色豊かな笑顔に溢れています。

ここで改めて、運営を担ってくださっているJR東日本クロスステーションの皆様に、心からの感謝を伝えたいと思います。まだ「ヴィーガン」という言葉も、動物性食材不使用の食への理解も進んでいない時代から、私たちのコンセプトを深く共有し、共に築き続けてくださいました。
特にコロナ禍の困難な時期も、常に時代に合わせて「どんな食の背景を持つ方にも笑顔あふれる空間」を共に考え、歩んでくださったからこそ、今この時を迎えられています。
15年の月日を経て起きた一つ一つの出来事に、すべて意味があったのだと今改めて実感しています。 これまで出会ったお一人お一人、そしてT’sたんたんに足を運んでくださったお客様、一緒に関わってくださっている皆様。

15年間のすべての方に、感謝の気持ちでいっぱいです。
肉・魚・卵・乳製品を使わない、環境にも人にも優しい一杯のラーメン。 食の背景に関係なく、誰もが同じテーブルで「おいしいね」と笑い合える。そこから生まれるのは、競い合うことのない、穏やかで平和な世界だと信じています。
今日からまた、新しいストーリーが始まります。
これからも皆様の心身の健康と笑顔のために、スタッフ一同、一人一人の役目を果たしてまいります。 これからもどうぞよろしくお願いします。

子育てを終え2009年9月25日より専業主婦からT’sレストランのオーナーになりました。健康の大切さを食を通して発信しております。
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